みらいエコ住宅2026
📅 掲載日:2026年6月|本ページは2026年6月時点で公表されている公式情報(交付申請の手引き・公式サイト)をもとに、国の「みらいエコ住宅2026事業(リフォーム)」を、はじめての方にもわかるように整理した解説です。補助額・条件・受付期間は変更される場合があります。最新情報は公式サイトまたは当社までご確認ください。
「みらいエコ住宅2026事業」は、環境省・経済産業省・国土交通省が連携する「住宅省エネ2026キャンペーン」を構成する補助金のひとつです。そのリフォーム枠は、ひとことで言えば「古いお家をきちんと断熱リフォームすれば、国が工事費の一部を補助してくれる」制度です。
ただし、誰でも自由に申請できるわけではありません。「どの部屋を」「どの工事の組み合わせで」改修するかにルールがあり、「トリガールーム」「要件化工事」といった聞き慣れない言葉も出てきます。このページでは、その仕組みを順番にかみくだいて説明します。
✅ 交付申請(予約を含む)の受付開始:2026年6月30日(公式の新着情報 2026年6月12日付に明記)
✅ 対象工事の着手期間:2025年11月28日 〜 遅くとも2026年12月31日
✅ 交付申請の予約(任意):遅くとも2026年11月16日まで
✅ 交付申請の期限:遅くとも2026年12月31日まで
⚠️ 予算には上限があり、達し次第その時点で受付終了
「平成28年(2016年)より前に建ったお家で、決められた断熱工事をすれば、国が工事費の一部を補助してくれる」制度です。
ただし、好きな工事を好きなだけ、ではありません。「どの部屋を」「どの工事の組み合わせで」やるかにルールがあります。まずはその全体像を、3つのステップでつかんでいきましょう。
次のいずれかに当てはまる方が対象です。
- 住宅を所有して住んでいる個人、またはそのご家族
- 住宅を所有して賃貸している個人または法人(賃貸オーナー)
- 賃借人(借りて住んでいて、所有者の了解を得て工事する方)
- マンション等の管理組合・管理組合法人
- 買取再販事業者(別の施工業者へリフォームを発注する場合に限る)
原則として「平成28年(2016年)12月31日以前に新築された住宅」が対象です。新築の時期は「建物の登記事項証明書(全部事項証明書)」で確認します。戸建てでも、マンションや長屋などの共同住宅でも対象になります。
- 人が住むための家屋(戸建て・共同住宅)
- 登記上の用途が「住宅」である建物
- 中古住宅を買ってリノベーションする場合の工事
- 登記上、住宅以外の用途の建物
- 登記は住宅でも、実際は店舗・施設として使っている建物
- 店舗併用住宅の、住宅以外の部分の工事
補助金を受けるには、まず「1つの部屋」を選んで、そこをきちんと断熱工事する必要があります。この“選んだ1部屋”をトリガールーム(引き金になる部屋)と呼びます。
トリガールームに選べる部屋の条件
- 外(外気)に面した窓またはドアが1つ以上あること
- 壁または建具(ドアなど)できちんと仕切られていること
- 「居室」であること(継続的にくつろぐ・使う部屋)
- リビング・ダイニング
- キッチン(台所)
- 寝室・子供部屋
- 書斎・趣味室・客間 など
- 玄関・廊下・階段
- 浴室・脱衣所・洗面所・トイレ
- 納戸・パントリー・クローゼット
- サンルーム・物置・車庫 など
トリガールームで行う、補助金をもらうための必須工事です。これをやらないと申請そのものができません。達成する省エネ性能のレベルによって、工事の組み合わせが2つに分かれます。
| 工事の組み合わせ | 達成する省エネ基準 |
|---|---|
| ⓐ 窓などの開口部の断熱改修 + ⓑ 壁・屋根/天井・床の断熱改修 |
次世代省エネ基準 (断熱等性能等級4 相当) |
| ⓐ 開口部の断熱改修 + ⓑ 躯体(壁・屋根・床)の断熱改修 + ⓒ 高効率給湯器 または 高効率エアコンの設置 |
義務基準 (こちらが上のレベル) |
トリガールームで入場券(要件化工事)をクリアしたら、そのお家で行う対象工事すべてが補助額の計算対象になります。トリガールーム以外の部屋の工事も含められます。メニューは次の9種類です。
💴 補助対象工事ごとの補助金額(一覧)
公式サイトの各詳細ページで定められている、工事ごとの補助金額です。実際の補助額は「工事の種類・性能・サイズ・数量」を積み上げて計算します(⑧の上限額の範囲内)。項目が多く長いため、下のバーをタップ/クリックで開く開閉式にしています。さらに細かい区分の見方や計算例まで載せた補助金額の詳細ページ(別タブで開きます)もあわせてご覧ください。
① 開口部の断熱改修(窓・ドア)
区分の A・B・C… は断熱性能のグレードです。最も性能の高い窓(P など)は「先進的窓リノベ2026」の対象で、ここに載せているのはみらいエコ住宅2026枠の金額です。
| ガラス交換(円/枚) | 大 1.4㎡〜 | 中 0.8〜1.4㎡ | 小 0.1〜0.8㎡ |
|---|---|---|---|
| 区分 B | 24,000 | 16,000 | 4,000 |
| 区分 C・D・E | 18,000 | 13,000 | 3,000 |
| 区分 Y・Z | 27,000 | 18,000 | 5,000 |
| 内窓設置(円/箇所) | 大 2.8㎡〜 | 中 1.6〜2.8㎡ | 小 0.2〜1.6㎡ |
|---|---|---|---|
| 区分 A / Y・Z | 42,000 | 22,000 | 17,000 |
| 区分 B | 37,000 | 19,000 | 16,000 |
| 区分 C・D・E | 27,000 | 16,000 | 13,000 |
| 外窓交換(円/箇所) | 大 2.8㎡〜 | 中 1.6〜2.8㎡ | 小 0.2〜1.6㎡ |
|---|---|---|---|
| 区分 B | 49,000 | 35,000 | 28,000 |
| 区分 C・D・E | 41,000 | 31,000 | 26,000 |
| 区分 Y・Z | 63,000 | 48,000 | 29,000 |
| ドア交換(円/箇所) | 大 開戸1.8㎡〜/引戸3.0㎡〜 | 小 開戸1.0〜1.8㎡/引戸1.0〜3.0㎡ |
|---|---|---|
| 区分 B | 44,000 | 25,000 |
| 区分 C・D・E / Y・Z | 41,000 | 23,000 |
② 躯体の断熱改修(壁・屋根/天井・床)
断熱材の使用量(体積)に応じた単価で計算します。区分(F〜A)は断熱性能のグレードです。
| 断熱性能の区分(円/㎥) | 外壁 | 屋根・天井 | 床 |
|---|---|---|---|
| F | 44,000 | 44,000 | 62,000 |
| E | 30,000 | 30,000 | 48,000 |
| D | 15,000 | 15,000 | 27,000 |
| C | 14,000 | 14,000 | 25,000 |
| B・A | 14,000 | 13,000 | 25,000 |
③ 特定エコ住宅設備(給湯器・エアコン)
| ヒートポンプ給湯機(エコキュート) | 45,000円/戸 |
| ハイブリッド給湯機 | 45,000円/戸 |
| 潜熱回収型ガス給湯器(エコジョーズ) | 30,000円/戸 |
| 潜熱回収型石油給湯機(エコフィール) | 30,000円/戸 |
| 高効率エアコン | 52,000円/箇所 |
④ エコ住宅設備
| 太陽熱利用システム | 45,000円/戸 |
| 高断熱浴槽 | 48,000円/戸 |
| 蓄電池 | 96,000円/戸 |
| 節水型トイレ(掃除しやすい機能あり) | 34,500円/箇所 |
| 節水型トイレ(掃除しやすい機能なし) | 31,500円/箇所 |
| 節湯水栓 | 9,000円/箇所 |
| 第一種換気設備(ダクト式) | 70,000円/セット |
| 第一種換気設備(ノンダクト式) | 20,000円/箇所 |
⑤ 子育て対応改修
| ビルトイン食器洗機 | 30,000円/戸 |
| 掃除しやすいレンジフード | 15,600円/戸 |
| ビルトイン自動調理対応コンロ | 18,000円/戸 |
| 浴室乾燥機 | 27,600円/戸 |
| 宅配ボックス(住戸専用) | 13,200円/戸 |
| キッチンの対面化改修(キッチン交換を伴う) | 106,800円/戸 |
| 防犯・防音に資する開口部改修 | 3,600〜63,600円/箇所 |
⑥ 防災性向上改修(防災安全合わせガラス)
| 大 | 中 | 小 | |
|---|---|---|---|
| ガラス交換(円/枚) | 21,600 | 14,400 | 8,400 |
| 外窓交換(円/箇所) | 49,200 | 32,400 | 19,200 |
⑦ バリアフリー改修
| 手すりの設置 | 7,200円/戸 |
| 段差解消 | 8,400円/戸 |
| 廊下幅等の拡張 | 33,600円/戸 |
| 衝撃緩和畳の設置 | 25,200円/戸 |
⑧ 空気清浄・換気機能付きエアコン
| 冷房能力 3.6kW 超 | 32,400円/箇所 |
| 冷房能力 2.2kW 超〜3.6kW 以下 | 28,800円/箇所 |
| 冷房能力 2.2kW 以下 | 24,000円/箇所 |
⑨ リフォーム瑕疵保険等への加入
| リフォーム瑕疵保険等への加入 | 8,400円/契約 |
「お家がいつ建ったか」×「どちらの基準で工事したか」で上限額が変わります。古いお家ほど上限が高く設定されています。
| 対象住宅の新築時期 | 義務基準の工事 (ⓐ+ⓑ+ⓒ) |
次世代省エネ基準の工事 (ⓐ+ⓑ) |
|---|---|---|
| 平成3年(1991年)以前に新築 | 上限100万円/戸 | 上限50万円/戸 |
| 平成4年(1992年)〜平成28年(2016年)に新築 | 上限80万円/戸 | 上限40万円/戸 |
📊 去年(2025年)の制度と比べると?
2025年のリフォーム向け補助金は「子育てグリーン住宅支援事業」でした。上限は実施した必須工事の数で決まり、3種すべてで最大60万円/戸(Sタイプ)、2種で40万円/戸(Aタイプ)。2026年の「みらいエコ住宅2026」では最大100万円/戸に引き上げられた一方で、もらうための条件は整理され、厳しくなった部分もあります。
| 2025年(昨年) 子育てグリーン住宅支援事業 |
2026年(今年) みらいエコ住宅2026 |
|
|---|---|---|
| 補助の上限額 | 最大60万円/戸 | 最大100万円/戸 |
| 上限額の決まり方 | 必須工事を何種類行ったか(2種で40万円・3種で60万円) | お家の築年 × どの省エネ基準まで引き上げたか |
| 補助を受ける条件 | 開口部・躯体・設備の3種のうち2種以上を実施(躯体なしでも可) | トリガールームで「窓+躯体」の断熱をセットで実施が必須 |
| 対象になるお家 | 既存住宅であれば築年数は不問 | 平成28年(2016年)12月31日以前に新築 |
| 世帯の条件 | なし(全世帯対象) | なし(全世帯対象) |
- 申請する補助額の合計が5万円以上であること(これが申請の下限)
- ただし先進的窓リノベ2026・給湯省エネ2026などで交付決定を受けている場合は2万円以上でOK
- 対象工事の着手期間は2025年11月28日 〜 遅くとも2026年12月31日まで
- 工事請負契約は、対象工事の着手前に結ばれていること
- 交付申請(予約を含む)の受付開始は2026年6月30日
- 交付申請の予約(任意)は遅くとも2026年11月16日まで、交付申請は遅くとも2026年12月31日まで
みらいエコ住宅2026は、同じ住宅省エネ2026キャンペーンの先進的窓リノベ2026・給湯省エネ2026・賃貸集合給湯省エネ2026と併用できます。ただし、同じ工事(同じ箇所・同じ設置)に2つの補助金を重ねて使うことはできません。さらに、次のような“みなし”の扱いがあります。
| こちらで工事すると… | みらいエコ側ではこう扱える |
|---|---|
| 窓を先進的窓リノベ2026で改修 | みらいエコの「ⓐ開口部の断熱改修(要件化工事)」を実施したものとみなせる |
| 給湯器を給湯省エネ2026などで設置 | みらいエコの「ⓒ高効率給湯器の設置」を行ったものとみなせる |
次のような工事は、補助の対象になりません。
- DIY(住宅の所有者やご家族が自分で行う、工事請負契約のない工事)
- 施主支給・材工分離(施主が設備を購入し、取付だけ業者に頼む工事)
- リース設備の設置工事
- 中古品を用いた工事
- ドアの一部や欄間のガラスだけを交換する工事
- 外気に面しない間仕切壁の窓・ガラス・ドアの工事
- 店舗併用住宅などの、住宅以外の部分の工事
- 太陽光発電設備の設置工事
- 家庭用燃料電池(エネファーム)の設置工事
住医やたべは、国に登録した施工店として、みらいエコ住宅2026をはじめとする各補助金の申請サポートを承っています。「うちは対象になる?」「いくらくらい戻る?」といったご相談から、トリガールームの選定・工事の組み合わせのご提案、面倒な申請手続きの代行まで、まとめてお任せいただけます。屋根・外壁の状態から確認したい方は無料診断もご活用ください。
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