西日で傷んだ西面だけ金属サイディング部分リフォーム──一階完成・新旧の境目を目立たせない仕上げ【浦和区】
📅 施工年月:2015年1月
浦和区の外壁リフォーム現場、ついに一階部分も完成しました。今回はお客様のご希望で「西日で特に傷んでいた面のみ」の部分リフォーム。全面工事ではなく、傷みの大きい一面だけを金属サイディングで覆う形です。仕上がりの色味を既存外壁に近づけたことで、新旧の境界に違和感が出にくく、自然な見た目になりました。「全部やりたいけど予算が…」というケースで参考にしていただける、現実的なリフォームの形です。
目次
1一階部分も完成、部分リフォームの全工程が終了
先日のブログでご紹介した、浦和区の外壁リフォーム現場の続編です。
前回は二階部分の金属サイディング工事と、破風板のガルバリウム鋼板巻きが完成した報告でした。本日、残っていた一階部分も無事完成し、今回お預かりした工事はすべて終了しました。
2なぜ「西日の面だけ」のリフォームになったか
今回のリフォームは、お客様にご指定いただいた範囲のみ──具体的には「西日で特に傷んでいた外壁面」と「劣化していた破風板」だけの部分リフォームです。
外壁は方角ごとに傷み方が違う
外壁の傷みは、家の四方すべて均等に進むわけではありません。最も劣化しやすいのは、夏の強い西日が当たる面です。
- 西面=夕方の高温・強紫外線で塗装が焼ける、退色・チョーキング(白い粉が出る)が早く進む
- 南面=日射時間が長く、紫外線量が多いため、ひび割れや退色が出やすい
- 北面=日が当たらず湿気がたまりやすいため、カビ・苔の発生が多い
- 東面=朝日のみ当たり、傷みは比較的穏やか
このお宅も、西面の傷みが他の面より際立っていました。「全面工事をすると予算が大きくなるので、いちばん気になっている西面と破風だけ」というご判断は、合理的なリフォームの考え方だと思います。
3工事前→工事中→工事後の変化
今回は工事の経過を3枚の写真で振り返ります。



工事前は、西日で塗装が剥がれかけ、退色も進んでいました。工事中は二階部分のみが新しくなり、上下のコントラストが目立つ状態。そして工事後は、上下とも金属サイディングで仕上がり、外観全体が引き締まりました。
4既存外壁と色味を近づけて、境目を目立たせない
部分リフォームでいちばん難しいのは、新しい外壁と、手を入れていない既存外壁との「境目」をどう処理するかです。
新旧の素材が違うのはどうしようもないとして、せめて色味と質感を近づければ、境目の違和感は大きく減らせます。今回は、既存の板張り外壁に近いトーンの金属サイディングをご提案し、お客様にお選びいただきました。
部分リフォームで気をつけたいポイント
- 新しい部分の色が浮かないよう、既存外壁に近い色味を選ぶ
- 新旧の境目に来る取り合い部分は、コーキングや見切り材で自然に処理する
- 近隣の家から見える方向(道路側など)を優先的にリフォーム範囲に入れる
- 将来全面リフォームを検討する場合のことも視野に、商品選びを記録しておく
仕上がりは、私たちが見ても、新旧の境目を意識しなければ気づきにくい自然な見た目になりました。
5お客様からのお言葉と、外壁の傷みサイン
「全部、これでしたいのだけれど──」
工事完了後、お客様からいただいたお言葉です。最初は「予算もあるし、いちばん傷んでいる西面だけ」とご依頼いただきましたが、仕上がりをご覧になって「他の面もこの仕上げにできたらなぁ」とおっしゃってくださいました。
こうしたお言葉をいただけるのは、職人冥利に尽きます。ありがとうございました。残りの面は、いずれご検討のタイミングでまた相談に乗らせていただきます。
外壁のリフォームは「一気に全面」「気になる一部から」の両方が選べます。予算と傷みの状況を照らし合わせて、無理のないペースで進めるのが、長く家と付き合うコツです。
こんな状態が出てきたら、外壁の点検時期
- 外壁にひび割れ(クラック)が見える
- 色が焼けて全体的に薄くなり、退色が目立つ
- サイディングの目地部分のコーキングが切れている、隙間が空いている
- 外壁を手で触ると白い粉が付く(チョーキング現象)
- 外壁全体が黒ずんで見える、苔やカビが目立つ
これらのサインのうち、ひとつでも気になるものがあれば、外壁が次のリフォーム時期に入っているサインかもしれません。コーキングの劣化や外壁材の比較については、別のコラムでも詳しく取り上げています。