埼玉県の防犯対策
📅 掲載日:2026年3月|本ページは2026年3月現在の情報をもとに作成しています。犯罪統計・制度情報は変更される場合があります。最新情報は埼玉県警察公式サイトにてご確認ください。
埼玉県は2024年の空き巣件数が全国ワースト1位。「自分の家は大丈夫」という感覚が、いちばん危ない。防犯は「知る」と「備える」の両輪です。地域の犯罪情報をリアルタイムで追いながら、住まいそのものを狙われにくくする。この2つを同時に進めることが、現実的な防犯対策です。
このページでは、埼玉県警の公式情報と、リフォームで実現できる物理的な防犯強化策を合わせてご紹介します。
埼玉県警察の公式統計をそのまま見ると、こういう数字が並んでいます。
侵入窃盗認知件数
出典:埼玉県警 犯罪情勢統計
都道府県別比較
出典:警察庁統計
前年同期比の侵入窃盗
出典:埼玉県警・狭山署
煽るつもりはありませんが、これは県警の公式データです。2025年1〜8月には住宅侵入窃盗が1,200件を超え、前年同期より約280件増えています。増加が止まっていないのが現状です。
自分の家を守るために、なぜこちらがコストと手間をかけなければならないのか。理不尽だとは思います。でも残念ながら、待っていても状況はよくなりません。腹立たしいのは同じですが、備えるしかないというのが現実です。
侵入経路の半分以上は「窓」
埼玉県警の注意喚起によると、侵入窃盗犯の侵入経路は窓からの侵入が半数以上を占めています。ガラスを割って入る「ガラス破り」と、鍵のかかっていない窓や玄関からそのまま入る「無施錠侵入」が主な手口です。
侵入犯が1か所にかける時間は平均5分以内といわれています。窓や玄関に補助錠や防犯フィルムがあるだけで、「この家は時間がかかる」と判断して別の家に移る、というのが実態です。完璧な防犯より、「狙われにくくすること」がポイントです。
狙われやすい家の特徴
- 人目につきにくい死角がある(高い塀・生い茂った植栽)
- 留守にしている時間帯が決まっている・外から分かる
- 窓・玄関に補助錠・防犯フィルムがない
- センサーライト・防犯カメラがない
- 郵便物が溜まっている・庭が手入れされていない
- 引き違い窓が多い(クレセント錠だけでは不十分)
防犯対策の第一歩は「地域の情報を知ること」です。埼玉県警察犯罪情報官(@spp_jyouhoukan)は、不審者情報・侵入窃盗の発生状況・防犯イベントなどをリアルタイムで発信しています。ニュースより早く、自分の住んでいる地域の情報が届きます。
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「今すぐ自分でできること」と「業者に依頼が必要なこと」を分けてチェックしてみてください。
✅ 今日からできること(コストほぼゼロ)
- 外出時・就寝前に全窓・全ドアの施錠を確認する
- 短時間の外出でも必ず鍵をかける
- 郵便物・回覧板を溜めない
- 庭・駐車場の照明タイマーを活用する
- 植栽や塀で死角を作らない(剪定・整理)
- 県警X(@spp_jyouhoukan)をフォローして地域情報を収集
- 旅行・長期不在時は新聞・郵便を止める
- 留守を知らせるSNS投稿を控える
🔧 数千円〜できる対策(DIY可能)
- 引き違い窓にクレセント錠補助ロックを取り付ける
- 窓・玄関周りに防犯砂利を敷く(踏むと音が出る)
- センサーライトを玄関・勝手口・駐車場に設置する
- ダミーカメラより実働する防犯カメラを選ぶ
ダミーカメラを置いている家が増えたことで、犯人もダミーを見分けるようになっています。「配線がない」「光が点滅しない」「動かない」でバレます。費用を抑えたい場合でも、1台だけでも実働カメラを選ぶほうが抑止効果は高いです。当社コラム「防犯DIY:自分でできる対策と限界」も参考にしてください。
🏠 業者に依頼が必要な対策(効果が高い)
- 窓ガラスへの防犯フィルム施工(CPマーク付き品)
- 引き違い窓への補助錠・クレセント交換
- 玄関ドアへの補助錠・ディンプルキー交換
- 窓→内窓(二重窓)設置で破りにくさ+断熱を同時に
- 勝手口ドアの交換・強化
- 外構フェンス・門扉の見直し(死角をなくす)
住医やたべでは、防犯を目的としたリフォームのご相談も承っています。「どこから手をつければいい?」という段階からお気軽にご相談ください。
- 防犯フィルム施工(CPマーク品)
→ 5分以上の侵入耐性が認定基準 - 内窓(二重窓)設置
→ ガラスが2枚になることで侵入に時間がかかる。断熱効果も同時に。省エネ補助金の対象になるケースも。 - 補助錠・クレセント錠交換
- 面格子の取り付け
警察庁統計(一戸建て):侵入経路の53.5%が窓。窓の対策が最優先。
- ディンプルキーへの交換
→ ピッキングされにくい構造 - 補助錠の追加(ワンドア・ツーロック)
- 玄関ドア本体の交換(断熱+防犯)
- 勝手口ドアの交換・強化
- インターホン・カメラ付きへの交換
警察庁によると、侵入に5分以上かかると約7割が諦める。鍵が2か所あるだけで侵入者が費やす時間は増え、その分諦めやすくなる。
- センサーライトの設置
- 防犯カメラの設置・配線工事
- 防犯砂利の敷設
- フェンス・門扉の見直し
→ 死角をなくす・侵入経路を限定 - 軒下・死角への照明追加
「見える・聞こえる・記録される」環境が抑止力になる。
内窓(二重窓)の設置は、断熱・結露防止だけでなく防犯効果もあります。2枚のガラスを破るには時間がかかるため、侵入をあきらめさせる効果が期待できます。2026年度は先進的窓リノベ2026の補助金対象になるケースもあります。お気軽にご相談ください。
防犯リフォームの業者選び・DIYの限界・費用感について、現場目線でまとめたコラムもあわせてご覧ください。