アパート外階段の白いシミはコーキング劣化のサイン|早期対処で大規模修繕を回避した事例【さいたま市】
📅 工事施工日:2014年6月
「アパートの外階段の下に白いシミが出ている」というオーナー様からのご相談。調査すると原因はシートと鉄部の間のコーキング劣化による雨水浸入でした。早めに気づけたおかげで、コーキング打ち替えだけで解決できた事例です。工事の全手順を解説します。
さいたま市のアパートオーナー様から「鉄製外階段の下に白いシミと筋が出ている」とご相談をいただきました。外階段の表面には足音を和らげるビニール製シートが貼られており、そのシートと鉄部の境目を埋めていたコーキングが劣化して隙間が生じ、雨水が染み込んでいました。

白いシミは雨水に含まれるカルシウム分などが乾燥して残ったもので、雨漏り・水漏れの典型的なサインです。一部にサビも確認できました。

古いコーキングの撤去
カッターやコーキングはがし専用工具で、古いコーキングを丁寧に取り除きます。取れそうで取れない——これが一番手間のかかる工程です。ここで焦って雑にやると、新しいコーキングの密着に影響します。じっくり落ち着いて作業します。
サビの除去と防錆処理
サビが出ている箇所はサンドペーパーで丁寧に研磨して除去します。その後、錆止め剤で処理し、目立つ部分は部分塗装で仕上げます。この下地処理を省くと、コーキングの耐久性が大きく落ちます。
清掃・マスキング
ゴミ・ホコリを完全に取り除いてから、コーキングを打ってはいけない箇所にマスキングテープを貼ります。テープをまっすぐ貼ることで仕上がりが大きく変わります。防水性能には影響しませんが、見た目の丁寧さがオーナー様への信頼につながります。
プライマー塗布
コーキングの密着性を高める下地処理剤(プライマー)を隅々まで塗布します。塗り残しがあると、その部分だけ早期に剥がれる原因になります。乾燥を確認してから次の工程へ。
コーキング充填・仕上げ
変成シリコン系コーキングを充填し、ヘラで均一に押さえてならします。マスキングテープはコーキングが乾く前に剥がし、はみ出た箇所をふき取って完成です。


正直に言うと、この作業は日曜大工レベルで挑戦できます。ホームセンターで変成シリコン・プライマー・マスキングテープ・コーキングガンはすべてそろいます。
- 古いコーキングを丁寧に撤去できる根気がある
- サビの研磨・錆止め処理をきちんと行える
- マスキングをまっすぐ貼る几帳面さがある
上記3点が揃うなら、ご自身でやってみる価値はあります。ただし「とりあえずコーキングを上から盛る」だけでは意味がありません。古いコーキングの撤去と下地処理が8割です。
コーキングの種類や選び方については、コーキング割れ・劣化のコラムもあわせてご覧ください。