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水をかけない雨漏り調査|問診と職人の目で原因を特定・捨て谷加工で解決した事例

    
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水をかけない雨漏り調査|問診と職人の目で原因を特定・捨て谷加工で解決した...

📅 工事施工日:2013年12月

🔍 雨漏り調査の実録

「雨漏り調査は水をかけて確認する」と思われている方も多いかもしれません。しかし住医やたべでは、闇雲に水をかける調査は行いません。職人の目と経験、そしてお客様への問診によって原因の見当をつけてから現場を確認する、医師の診察に近いアプローチをとっています。

今回は実際の調査事例を通して、その調査のプロセスと補修工事の内容をご紹介します。

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水をかけない理由|住医やたべの雨漏り調査の考え方

雨漏り調査の方法には、次のようなものがあります。

  • 雨の日に現地確認する(雨漏り箇所が特定しやすい)
  • 散水して雨漏り箇所を再現する
  • 薬品入りの水を使って浸入経路を追う
  • 赤外線カメラで温度差から水分を検出する

これらに共通する課題は、「水を使うことで建物をさらに濡らしてしまう」という点です。すでにシミができている天井や壁に追加で水をかければ、シミは広がり、剥がれかけているクロスや天井板が完全に剥落するリスクもあります。

散水調査のリスク 水をかけることでわかるのは「水が出てくる場所」だけです。建物に不必要なダメージを与えながら、浸入経路の根本まで特定できるとは限りません。
住医やたべのスタンス まず建物の状態とお客様の話を丁寧に確認し、雨水の流れ方を職人の経験と知識で推理します。その仮説を持って屋根・外壁を確認することで、的確に原因箇所へたどり着きます。
2
問診で絞り込む|お客様の話から原因を推理する

お客様から聞く内容は、お医者さんの問診と同じ役割を果たします。雨漏りの発生パターンを正確に把握することで、原因の候補が大きく絞られます。

いつから・何をきっかけに
台風のあとから始まったのか、以前から断続的にあったのか。発生時期と気象条件で原因の絞り込みができます。
小雨でも出るか、大雨のときだけか
小雨で出る場合は浸入経路が直接的。大雨のときだけなら、水の逃げ場がなくなったときに溢れるケースが多いです。
雨が降り始めてすぐ出るか、しばらくしてからか
降り始めてすぐなら浸入口が近い。時間差がある場合は経路が長く、建物内部を伝ってくるケースが考えられます。
量・音の特徴
ポタポタ落ちるのか、一度にドバっと出るのか。水量と音のパターンで、天井内に滞留しているかどうかが推測できます。

これらの情報を組み合わせることで、現場に上がる前から「おそらくここが原因」という仮説が立てられます。

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事例:コロニアル屋根・一階天井からの雨漏り調査
📋 この事例の概要
建物
2階建て木造住宅
築年数
約20年
屋根材
コロニアル(スレート)
外壁
モルタル
症状
1階天井付近からの雨漏り

まず押入れの天袋(てんぶくろ)から天井裏を確認しました。このように天井裏を目視できるケースは比較的まれです。

押入れ天袋から見た天井裏の状況。破風と野地板の位置関係が確認できる

天井裏から読み取れること

天井裏では、破風(はふ)板の位置と野地板(のじいた)の位置関係を確認しました。野地板より下の位置に雨漏りの痕跡があることから、「野地板より下の部分、すなわち外壁側から雨水が入り込んでいる」という仮説が立てられました。

次に外観を確認したところ、原因はすぐに判明しました。

外壁確認。軒先板金とコロニアルの取り合い部分にコーキングが過剰に打たれている状態
「コーキングで塞いだ」ことが雨漏りの原因だった 軒先の板金とコロニアルの取り合い(接合部)が、コーキングでべったりと塞がれていました。ご主人によると、以前に近所の板金業者が確認に来たが原因がよくわからず、コーキングだけして帰っていったとのこと。コーキングで塞いだことで本来雨水が逃げるはずの捨て谷(すてたに)の出口が塞がれ、行き場を失った雨水が壁の内側へ流れ込む構造になっていたのです。
4
原因の特定と2つの修繕プラン

原因を確認した上で、お客様にふたつのプランを提示しました。

🏗 プランA:根本解決(大規模工事)
外壁を撤去し、コロニアルの一部を剥がして軒先の板金ごと交換。捨て谷も新品に取り替える抜本的な工事。施工精度・耐久性ともに高いが、費用・工期が大きくなる。
🔧 プランB:部分補修(低コスト対応)
壁の一部のみ開口し、既存の捨て谷の立ち上がり部分を加工して雨水を外へ逃がす経路をつくる。軒先板金も水が壁内に伝わらないよう加工。開口部はコーキングで処理。費用を抑えて対応できる。

お客様のご都合を踏まえ、今回はプランBの部分補修を選択しました。

5
部分補修の施工内容と結果
STEP 01
外壁の一部開口
捨て谷にアクセスするため、必要最小限の範囲で外壁モルタルを開口します。
STEP 02
捨て谷の立ち上がり部分を加工
塞がれていた捨て谷の立ち上がり先端を切断・加工し、雨水が壁の外へ確実に排出されるよう経路を確保します。
STEP 03
軒先板金の加工
軒先板金が雨水を壁内へ誘導しないよう形状を修正。狭い作業スペースのためハサミが入らず、手工具で慎重に加工しました。
STEP 04
開口部のコーキング処理
開口した外壁部分を白いコーキングで密閉して完了。雨水の再浸入を防ぎます。
外壁開口後。捨て谷の立ち上がりと軒先板金の状態を確認している場面
捨て谷加工・コーキング処理完了後の状態。雨水が外部へ排出される経路が確保された
雨漏りの本質は「雨水の出口」ではなく「入口と経路」 水が室内に出てくる場所は、必ずしも浸入口と同じではありません。雨水は建物内部を伝って思わぬ場所から出てきます。職人の経験と雨水の流れ方の理解があってこそ、正確な原因特定につながります。

雨漏りのご相談は、無料診断フォームまたはお問い合わせページからどうぞ。雨漏り対策コラム業者選びのポイントもあわせてご参照ください。

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