築45年の瓦屋根を金属瓦セネター(黒)へ葺き替え完成——剥がして見えた内部劣化の現実【埼玉県さいたま市中央区】
📅 工事施工日:2014年3月
さいたま市中央区にて、築45年の瓦屋根を金属瓦「セネター(黒)」へ葺き替える工事が完成しました。見た目の印象が大きく変わるだけでなく、剥がしてみてわかる屋根内部の劣化状況も合わせてご紹介します。
「まだ大丈夫かな」と思っている瓦屋根でも、内部では予想以上の傷みが進んでいることは珍しくありません。今回の現場はまさにそのケースでした。


黒と茶色の2色から悩まれた末、今回は黒を選択されました。シャープで引き締まった印象に仕上がっています。
外から見ると「そろそろかな」という印象でも、剥がしてみると予想以上の傷みが進んでいることがあります。今回の現場もそのパターンでした。
粘土葺きの経年劣化
この時代の瓦屋根は、瓦の下に粘土を敷いて固定する「土葺き(どぶき)」工法が主流でした。その粘土が長年の雨水で溶けてサラサラになり、流れた粘土が一か所に溜まって山になっている状態が確認できました。
- 瓦の隙間から雨水が浸入した痕跡あり
- 防水紙の劣化が著しく、防水機能を失っている
- 瓦桟を固定する釘が錆びて腐食し、固定力を失っている箇所あり
- 粘土が流れて下地が不均一な状態
屋根の傷みと合わせて、軒天(のきてん)も傷んでいたため張り替えを行いました。この工程は仕上がると「きれいだな」で終わりますが、実は屋根工事の中で最も手間のかかる部分のひとつです。
なぜ手間がかかるのか
新築時の工程は「軒天→野地板→防水紙→瓦桟→瓦」の順です。葺き替えではこれを逆に辿り、屋根の上から古い野地板を剥がし、軒天を剥がして張り替え、また元通りに積み上げていく必要があります。
瓦屋根の葺き替えや軒天の傷みが気になる方は、屋根の無料診断からお気軽にご相談ください。