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防水紙の劣化・棟の傾き・漆喰の傷み|3つが重なって瓦屋根の葺き直しになった事例

    
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防水紙の劣化・棟の傾き・漆喰の傷み|3つが重なって瓦屋根の葺き直しになっ...

📅 工事施工日:2013年12月

🏠 瓦屋根葺き直し工事

埼玉県さいたま市のお客様宅で実施した、瓦屋根の全面葺き直し工事の記録です。防水紙の劣化・棟の変形・漆喰の傷みという3つの複合的な問題が確認されたため、部分補修ではなく葺き直しを選択しました。

「葺き直しってどんな工事なの?」「どうなったら葺き直しが必要?」という疑問に、実際の施工を通してお答えします。

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葺き直しが必要になった3つの原因

今回の工事に至った経緯として、以下の3点が重なって確認されました。いずれも「瓦を一旦すべて外して、下地からやり直す」判断を後押しする状態です。

💧
防水紙の劣化
瓦の下に敷かれている防水紙が経年で傷み、雨水を止める機能が低下していた。
棟の変形・傾き
棟が片側に傾いており、過去の地震の影響とみられる。放置すると崩落リスクがある。
🧱
漆喰の傷み
棟の漆喰が劣化・脱落しており、目視でも雨漏りしやすい状態とわかる程度の損傷だった。
葺き直し前の棟部分。傾きと漆喰の劣化が確認できる状態
3つが重なったとき、部分補修では追いつかない 棟の変形や漆喰の傷みだけなら棟の積み替えで対応できます。しかし防水紙の劣化が加わると、瓦を全部外して下地から確認・交換する必要があります。部分的に直しても、防水紙が機能していなければ意味がありません。
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葺き直し工事の全工程

葺き直しは新築の屋根工事とほぼ同じ工程を踏みます。既存の瓦・下地をすべて撤去してから、一から組み直す大がかりな工事です。

STEP 01
瓦の撤去・棟の解体
既存の瓦をすべて取り外し、棟(熨斗瓦・漆喰)を解体します。再利用できる瓦は選別して保管します。
STEP 02
瓦桟・防水紙の撤去と下地確認
瓦を固定していた瓦桟(かわらざん)と古い防水紙を撤去。野地板(下地板)の状態を確認し、腐食があれば交換します。
STEP 03
新しい防水紙の敷き込み
新品の防水紙(ルーフィング)を下から順に重ねて敷き込みます。雨水が入っても野地板に達しないようにする重要な工程です。
STEP 04
瓦桟の取り付け
瓦を引っ掛けるための瓦桟を等間隔に取り付けます。ピッチが均等でないと瓦の並びが乱れます。
STEP 05
瓦の葺き直し
保管していた既存瓦を再利用しながら葺き直します。割れや欠けのある瓦は新品と交換します。
STEP 06
鬼瓦の取り付けと棟の積み直し
棟端部に鬼瓦を固定し、熨斗瓦・漆喰で棟を積み直して完了です。
瓦撤去・防水紙敷き込み後の野地板状態確認
瓦を葺き直し中の状況。下から順に並べていく
既存瓦を再利用することでコストを抑える 葺き直しでは状態の良い瓦をそのまま再利用します。すべて新品に替えるより費用を抑えられるうえ、既存の屋根の雰囲気を維持できるメリットもあります。
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棟の仕上げ方法:従来型と簡略型の違い

葺き直しの際に選択できる棟の仕上げには、大きく2つの方向性があります。

🏯 従来型(熨斗瓦積み+鬼瓦)
熨斗瓦(のしがわら)を段数重ねて棟を高く積み上げ、端部に鬼瓦を据える伝統的な工法。重厚感があり、和瓦屋根らしい外観になる。重量があるため、耐震性を考慮した施工が必要。
🔵 簡略型(丸棟のみ)
熨斗瓦を省略し、丸い棟瓦だけで仕上げる方法。軽量で耐震性に有利。鬼瓦がつかないためシンプルな見た目になる。震災後にこの工法が選ばれるケースが増えている。
どちらを選ぶか 外観の雰囲気を重視するなら従来型、耐震性・コストを重視するなら簡略型という整理になります。建物の築年数・構造・お客様のご要望を踏まえてご提案しています。
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葺き直しを検討するタイミング

部分補修と葺き直しのどちらが適切かは、現地で確認してみないと判断できません。ただし、以下のような状態が複数重なっている場合は、葺き直しを視野に入れる目安になります。

  • 防水紙が劣化・破れており、雨水が下地まで達している
  • 棟が傾いている、または漆喰が広範囲に脱落している
  • 築30年以上経過し、複数箇所から雨漏りが発生している
  • 瓦が全体的にずれており、部分的な直しを繰り返している
  • 地震・台風のあとに屋根の変形が確認された

屋根の状態が気になる方は、無料診断フォームまたはお問い合わせページからご相談ください。屋根診断ページ雨漏り対策コラムもあわせてご覧ください。

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