他所に匙を投げられた雨漏りが、なぜうちで直るのか
📅 掲載日:2026年3月|本記事は現場の実体験をもとにした個人的見解を含みます。
うちはずっとインターネットでの集客が弱かった。それでも検索してたどり着く人がいる。 どんな人かって?
雨漏りが直らない人だ。
一社目に断られた。二社目に「様子を見ましょう」と言われた。三社目に「原因不明です」と言われた。そういう人がGoogleの何ページ目かもわからないぐらいほぼ誰も辿り着かないところにあるうちのページを見つけて、藁にもすがる思いで電話をかけてくる。
で、直る。
「すごく検索に引っかからないところで頼んだら、すんなり直してくれた」——そう言ってもらえることがあって、それがリピートと紹介につながってるんじゃないかと思ってます。
同じお客様が繰り返し相談してくれる
「あそこに頼むといい」と紹介していただく
この数字の根っこには、たぶんそういう体験をした人たちがいると思っています。
うちの元の屋号は「谷田部板金工業」です。建築板金屋。ピンとこないかもしれないけど、建築板金屋の仕事を一言で言えば——
「雨を入れない、入っても正しく排水させる」
それだけです。屋根も、外壁の取り合いも、谷樋も、雨押さえも、全部そこに帰結する。
なお、当社代表は建築板金技能士として技能士会会長賞も受賞しています。これが本業です。
雨を止める方法には、大きく2つのアプローチがある。
防水は「水を入れない」こと。シーリングで隙間を塞ぐ、防水シートを張る——水の入り口をふさぐ発想だ。これはこれで正しい。
雨仕舞い(あまじまい)は「入った水をうまく排水させる」こと。雨水の流れ道をつくり、万が一入り込んでも建物の外に逃がす仕組みをつくる。板金屋の仕事の核心はここにある。
シーリングだけで塞ぐと何が起きるか
物事に絶対はないですよね。シーリング(コーキング)は優秀な材料だけど、紫外線と温度変化で必ず劣化します。一般的な耐用年数は10〜15年ですが、条件によってはもっと早い。
「入り口をシーリングで全部塞げばいい」というアプローチだと、そのシーリングが劣化したタイミングで必ず雨漏りする構造になります。しかも屋根には、雨水や水蒸気を排出するために意図的に設けられた「必要な隙間」というものがある。それを全部埋めてしまうと、逃げ場を失った水が室内に回ってくることがあります。
板金屋のアプローチは違います。シーリングは補助として使いつつ、主役は板金による雨水の誘導と排水。水が入ったとしても、正しく排出できる経路を作っておく。だから長持ちするんです。
雨漏りは、原因を見つけることがすべてです。表に出た水染みと、実際に水が入っている場所は違う。雨水は躯体の中を伝って、見当違いの場所から出てくることがある。
板金屋にとってはこれが本業。どこから水が入るか、どう流れるか、どこで止まるか——それを読む目は、この仕事をずっとやってきた積み重ねから来ています。
診断や見積もりの段階で原因を見つけてしまうことも、正直よくある。「ここから入ってますよ」って指摘すると、「え、他のとこでそんなこと言われなかったです」って反応が返ってくることがほんとに多いんですよね。
……ただ、そのあとの見積もりで値段負けすることも多いんですけどね(笑)。
雨漏りに関しては、直した後にクレームが来たことが一度もない。これはちょっと自慢できることで、リピーター8割という数字にも、たぶん表れてると思ってます。
リピーターの方、本当にありがたいことに2回と言わず年に何度もお会いする方がたくさんいます。「台所の手元灯が壊れたんだけどどこに相談すればいいの?」とか、「いい植木屋さんいないかな?」とか。住まいのことだけじゃなくて、そういう相談まで来るようになる。頼られて悪い気はしないですから。
逆にそんなことまで相談されることから「かかりつけ医」みたいだなってこともあって会社名を・・・なんてこともね、ええ。「住医やたべ」という名前になっても、根っこは変わっていない。屋根・外壁のリフォームも、水廻りも、内装も、一通りやれるようになった。でも芯にあるのは「雨を入れない、正しく排水させて家を長持ちさせる」という板金屋の仕事です。
他で断られた雨漏りがあれば一度相談してみてください。