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瓦一体型の雪止めだけでは効かない──ステンレス後付け+アルミアングルで補強【北本市】

    
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瓦一体型の雪止めだけでは効かない──ステンレス後付け+アルミアングルで補...

「瓦と一体型の雪止め瓦」が付いていたのに、雪が隣家側へ落下してしまったお宅の補強工事です。前回の工事で予算の都合上、付けられなかった部分から実際に落雪被害が発生したため、ステンレス製の後付け雪止め+アルミアングルの横一文字補強で再発防止しました。瓦屋根の雪止めは「付いていれば効く」とは限らない──その理由と対策を、現場の実例で記録します。

目次

1「予算で省いた部分」から起きた落雪被害

前日は強風で工事を延期していましたが、この日は風もなく穏やかな午前中。瓦屋根への雪止め追加取り付け工事が完了しました。

このお宅は、過去に一度、雪止めの追加工事をご依頼いただいたお客様です。そのときは予算の都合で、屋根の一部にだけ雪止めを追加し、残りの面は既存の「瓦と一体型の雪止め瓦」のまま残していました。

ところが、その「省いた部分」から実際に雪が落ちてしまい、隣家側に被害が出てしまったのです。今回はその再発防止のための補強工事になります。

2瓦と一体型の雪止め瓦──効果が頭打ちになる理由

このお宅にもともと付いていたのは、「瓦一体型の雪止め瓦」です。瓦の表面に山型の突起が一体成形されているタイプで、新築時に屋根材として組み込まれます。

瓦一体型の雪止め瓦
瓦の上に丸くなっているのが、瓦と一体型の雪止め瓦

なぜ一体型瓦だけでは効果が頭打ちになるのか

瓦一体型の雪止めは、見た目がスッキリして意匠性が高い反面、雪を止める性能としては限界があります。

  • 突起の高さが低く、ある程度以上の積雪量になると、雪が突起を乗り越えてしまう
  • 瓦1枚ごとに「点」で支える構造のため、隣の瓦との間に隙間ができ、その隙間から雪が滑り抜ける
  • 雪と雪止め突起の間に氷の層ができると、突起が氷の上に押し上げられて機能しなくなる

「これだけ付いているのに効かない」というご相談は本当に多くて、瓦一体型は軽い積雪なら止まるが、本格的な雪では役に立たないことが多いと考えていただいたほうが安全です。

3ステンレス後付け雪止め+アルミアングルの組み合わせ

そこで今回は、こんなふうに対策しました。

ステンレス製の後付け雪止めを追加

まず、ステンレス製の後付け雪止め金具を瓦の隙間に差し込んで、追加で取り付けました。屋根を剥がす必要がなく、既存の瓦をそのまま活かせる工法です。

ステンレス製の雪止め金具は、瓦一体型に比べて以下の点で優れています。

  • 突起の高さが瓦一体型よりはるかに大きく、積雪量にも余裕で対応できる
  • 金具の取り付け間隔をこちらで自由に決められる(瓦の規格に縛られない)
  • ステンレス素材で錆びにくく、長期にわたって性能を維持できる

そして、横方向にアルミアングルを通す

後付け雪止め金具を取り付けたら、その金具を貫通するように、アルミ製のアングル(L字型の長尺材)を屋根を横切る形で取り付けます。

アルミアングルを横一文字に施工

これにより、点で支えていた雪止めが「線」に変わります。雪は屋根の上で連続した面として動こうとするので、点で受け止めるよりも、線で受け止めたほうが圧倒的に止めやすくなります。

瓦一体型を「捨てる」のではなく「補強」する考え方です。既存の雪止め瓦はそのまま機能させつつ、その上から「もう一段の防御線」を追加する形で、屋根全体での雪止め性能を底上げします。

4この方法は前回の工事で「無被害」が実証済み

この「ステンレス後付け雪止め+アルミアングル」の組み合わせは、前回(同じお宅の別の屋根面)で施工し、すでに効果が実証されています。

前回の工事で雪止め後付け+アルミアングル施工済みの部分
前回取り付けた部分。今回の積雪でも被害は出ていません

下の写真が、前回ステンレス後付け+アルミアングルで施工した屋根面です。今回問題が起きた屋根面と同じ家の、同じ条件下で施工していますが、前回施工部分からは雪の落下被害はゼロでした。

「同じ建物・同じ気象条件」での比較ができたという意味で、これ以上分かりやすい実証はありません。今回の工事で、屋根全面が同じ仕様で揃ったことになります。

5雪止めは「付ける」より「効かせる」設計が必要

雪止めは、単に「金具を付ければそれで終わり」ではありません。

  • 屋根材の種類(瓦・コロニアル・金属屋根)に応じて、適切な金具を選ぶ
  • その地域の積雪量に応じて、必要な本数と段数を計算する
  • 屋根勾配と落雪方向を踏まえ、軒先・中段・棟側のどこに重点配置するかを決める
  • 必要であれば、点ではなく線(アングル併用)で支える設計にする

これらを踏まえずに「とりあえず雪止めを付けておきました」だと、今回のお宅の事例のように、付いているのに効かない=無駄な工事になりかねません。

屋根材ごとの雪止め対応

住医やたべでは、これまで多種多様な屋根で雪止め工事を施工してきました。

  • 瓦屋根の雪止め(後付け金具+必要に応じてアングル併用)
  • 金属屋根(瓦棒・折半・立平)の雪止め
  • 急勾配屋根の雪止め(段数を増やして対応)
  • コロニアル(化粧スレート)の雪止め(差し込み式金具)

「既存の雪止めが効いていない気がする」「隣に雪が落ちて困っている」「カーポートやエアコンの上に雪が落ちる」といったご相談は、無料の屋根診断でお受けしています。屋根を実際に確認させていただいたうえで、効果のある対策をご提案します。

雪止めの追加・補強のご相談はお気軽に

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